ここではガレージキットの作り方を紹介します。

取り敢えず、レジンキットからです。

少しずつ更新していきますので、宜しくお願いします。


レジンキットの作り方  ※ 9/13更新!

① パーツ確認

開封したら真っ先にパーツ確認をしましょう。

暫く作る予定がなくても、確認だけはした方がよいです。

万が一パーツが足りなかったり間違っていた場合、時間が経ちすぎているとメーカーさんが対応出来ない可能性があります。

② 煮込む

鍋等で全パーツを煮込み、レジン内のガスを表に出し、パーツの歪みを直します。

時間は10〜15分程でよいでしょう。

大物と小パーツは分けたほうが紛失破損を防げます。

流す時もザル等を使って下さい。



③ 離型剤落とし1

スクラビングバブルの激泡キッチンクリーナーで離型剤落としを行います。

レジンキットにはシリコン型から剥がす為に塗られた離型剤が付着しています。このまま塗装してもレジンには食いつかず、後でボロボロ剥がれてきます。

離型剤は簡単には落ちません。中性洗剤とクレンザーを混ぜたもので擦って落とすのですが、私は念を入れてスクラビングバブルも使います。

スクラビングバブルの泡をパーツに満遍なく付着させ、1時間程置きます。

泡がなくなったスクラビングバブル含めて水に1時間程浸します。

これで離型剤が少しは剥がれ浮き出てくるはずです。



③ 離型剤落とし2

クレンザーと中性洗剤を混ぜたもので離型剤を落とします。

クリームクレンザーが使いやすいので私はクリームを使っています。

歯ブラシでしつこいくらい擦りましょう。

これを適当にやると、塗装後に泣くことになります。

歯ブラシも電動を使っても構いません。しかし、超音波などではなく、シンプルなブラシが震えるものを使って下さい。

写真は普通のものですが、私は電動とアナログの2回行っています。



擦り終わると、水で洗い流して下さい。

洗い流すと良く拭き取り乾かしましょう。

離型剤を落とす前あと水を良く弾くのですが、ちゃんと落としてあれば、水を弾かなくなります。こうなればOKです。



④ バリ・パーティングライン取り

パーツに付いている湯口の不要なバリや型取り時に発生するパーティングラインを削り取ります。

パーツごとに必ず発生します。全てのパーツをチェックした時に赤などで目印を付けておくと削り忘れがなくなります。

市販のリューターで削りましょう。

ガレキの成形程度でしたら3000円位のもので十分だと思います。

大きいバリはニッパーやノコで切ってからリューターで削ります。



私が主に使っているリューターのビットです。

すいません。詳しいビットの種類は覚えていません。

感覚的に使っています…。

パーツを合わせてちゃんと合うか確認します。

ガレージキットは業者複製でも微妙に噛み合わない場合があります。

ひたすら接合面をリューターで削りましょう。



⑤ パーツの接着 準備

パーツ同士の接合部分が噛み合う様に削れた後は、接着準備です(接合部分はどうしても隙間が出来ます。これは後で埋めます)

今までは接着面にこうやってアルミ線などを通して補強していました。

しかし、ここで紹介するエポキシ接着剤であれば、アルミ線を通さなくても、大丈夫な強度を持つことが出来ます「。

もちろん心配な方は、通しても良いと思います。

ぴったりと会う穴の開け方ですが、今まで紹介されてきた、十字を結んで穴の一を割り出す方法は、どうも自分にはやりずらく…。

穴の位置に小さく丸めた粘土を付け、少量の色(赤のマーカー等)を付けて接合。離すとと反対の接合面に色が付く。というやり方を私はとっています。



⑥ パーツの接着 エポキシ接着剤

エポキシ接着剤で接着していきます。

私は「マジックスムース」というものを使っています。現状出ているエポキシ接着剤で一番強力だろうと言われており、補強のためのアルミ線がなくてもOKなシロモノです。

アイスの容器の様なものに入ってますが、使いにくいので袋に移し、チューブ式にして使っています。

ホームセンター等で手に入る協力なエポキシ接着剤では、セメダインの水中エポキシでしょう。これでもいいと思います。とにかく協力なものがベストです!

接合面に塗って接着するわけですが、すぐに固まるわけではありません。

(すぐに固まるものは接着力が弱いと考えていいです)

マジックスムースが固まるまで瞬間接着剤か、速乾性のエポキシ接着剤で仮接着しましょう。



顎の噛み合わせがずれている気がしたので、接着の際にエポパテを挟んで修正しつつ接着しました。

この段階では左腕と尾の先端は接着していません。

左腕や顔を着けてしまうと、塗装し辛くなります。

尾は塗装中の破損を回避するためです。



⑦ 接合部の隙間埋め

接合部に出来た隙間や段差等をエポパテやラッカーパテで埋めます。

小さいものはラッカーパテで十分ですが、成形が必要な部分はエポパテで行いましょう。

エポパテは各社から様々なものが出ていますが、高密度ののものが良いかもしれません。

私は「マジックスカルプ」というものを使ったりしています。感触が粘土に近く非常に成形しやすいのですが、硬化後が硬すぎて削ったりしにくいので、普通にタミヤやWAVEのもので十分でしょう。

接着の際にエポキシ接着剤で隙間も埋めていっていたのですが、それでも出来る隙間を埋めます。

ゴジラや怪獣はゴツゴツイボイボしているので、成形技術が無くても結構誤魔化せますので便利です。